ルカスです。
先日ヤフーニュースにこんな面白い記事がありました。
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参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171024-00000030-wwdjapan-bus_all
ファッション通販大手のゾゾタウンが送料を自由に決めていいとの試みをしました。
今までは購入金額5000円以上で送料無料だったようですが、
5000円以下の場合も含め全ての注文で送料を自由にお客が決めていいという実験を行ったようです。
で、僕は散々このブログでも言ってますが、
昨今の「ヤマトかわいそう」という風潮が偽善としか思えず鬱陶しくてたまりません(笑)
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関連記事:そんなにヤマトがかわいそうなら。
関連記事:ヤマトショックでプライム会員費値上げ?んなわけない。
関連記事:ヤマト騒動以降、全然ヤマトから荷物が届かなくなった。
が、ネットを見ているとどこを見ても
「デフレ脱却には値上げが重要!」
「働いている人にはきちんと対価を払うべき!」
「送料無料なんておかしい!」
って話ばっかり。
挙句の果てに
「送料はきちんと請求すべきだし、消費者も払うべきだ」
「店舗より高くなるなら買わない」
だとか、まー言いたい放題言いまくりなわけでした。
僕は店舗より高くなるなら買わないは正論というか、当然だと思います。
ネットは便利だが、あくまでも店舗より安いから買うのであって第一の購入動機はあくまでも
「安いから」
です。
便利だからというのもなくはないでしょうが、あくまでも安いから買うという人が圧倒的多数なのが現状です。
そんなことは物販やってりゃ誰でもわかりそうなものですが、世の中の流れというものは恐ろしいものです。
あなたも物販をかじっているならば、こういった消費者の偽善というか戯言に付き合ってはいけないし、
騙されてもいけません。
いい機会なので書いておきますがネット通販に消費者が求めているものは下記3点が絶対原則です。
1.安いこと(安けりゃ安いほどいいに決まっている)
2.品質が良いこと(新品はともかく、中古でも金は払わないくせに品質は求めるのが消費者です)
3.早く届くこと(遅く届いていいはずがない。早く届けて感謝されることはあれど、遅く届ければクレーム以外にはなりえない)
「最安で、最高の品質で、最速で届けろ」
購入者の求めていることなどこれ以外にありません。
「対価に対してはきちんと請求すべき?」
「安かろう悪かろうも仕方がない?」
「配送業者が大変だから配送が遅くなってもいい?」
んなわけあるか(笑)
値段もボッタクリ価格、品質は最低、配送は駿河屋並みの遅さ(笑)
こんなんで満足するのか?
んなわけあるか(笑)
話をゾゾタウンに戻しましょう。
実は今回のゾゾタウンの実験で購入者がゾゾタウンに支払った送料は配送業者に全額支払うわけではありません。
ゾゾタウンはそこを事前に明記したうえでの、送料無料という実験を行いました。
そして結果は全体の43%の人間が送料無料を選ぶということです。
「配送業者がかわいそうなのに?」
「送料無料なんておかしいのに?」
「仕事には対価を払うべきなのに?」
なのにゼロなの?
対価を払うべきと声高に主張していた偽善者はどこへ消えた?
ここでまだ
「実際送料を請求されたらキツイよねー」
「やっぱり送料無料に慣れちゃったし送料無料がいいな」
なーんて言うなら可愛げもあるもんですが、偽善者はどこまでも自分は悪くなく相手が悪いと主張します。
「自分が支払った金額が全額配送業者に支払われるならもっと払うのに」
「ゾゾタウンにお金が入るのが気に入らないから払わない」
「商品代金に組み込まれているのになぜ払わなきゃならんのか」
「購入者に送料を決めさせるなんて卑怯だ」
…はぁ。
どこまで汚ねーんだか。
そんなにヤマトがかわいそうなら正規運賃払ってやれよ。
あーだこーだと見栄えのいい言い訳をダラダラと並べることだけは達者だが、
絶対に正規運賃は支払わないくせによく言うよ(笑)
東京から北海道まで60サイズで送っても、正規運賃なら1339円だぜ?
こんなもん買い物する度に払えるのか?
買い物の頻度も内容も今までと全く同じで正規運賃なんか追加で払えるのか?
払えるわけねーだろ(笑)
そうなると当然、買い物の頻度が落ちる。
それはどこのサイトも困る。
じゃあやっぱり送料無料だね!
って流れになる。
これぐらいわからんもんかね?
こういう偽善を堂々と言えるやつの神経がわからんわ。
p.s.
ゾゾタウンにはぜひ配送業者に全て払うという条件で正規運賃を請求してみてほしいね。
ゾゾタウンの収入になるから嫌だとか戯言ぬかす連中がどうなるのか見ものだよ。
ま、100%売上は落ちるだろうがね。
pp.s.
なぜ配送料を払いたくないのか?
「配送してもらうこと」を買っているわけじゃないからだよ。
ゾゾタウンの購入者はファッションアイテムがほしいのであって、
「配送してもらうこと」自体がほしいわけじゃない。
当然配送してもらわなきゃ家には届かないのに、配送してもらうことを買っていわけじゃないから拒否反応が出る。
例えばスーパーの惣菜売り場にある透明のトレーが有料になったらどう思うよ?
スーパーでコロッケを買おうと思って、その入れ物が1個10円とかになったらどうだ?
コロッケを入れるためにはトレーが必要だ。
トレーがないとコロッケを持ち帰ることはできない。
が、ほしいのは「コロッケ」であってトレーではない。
トレーが現実問題として必須アイテムだったとしても、トレーにはお金を出したくないのだ。
例え総額が変わらないとしても、同じこと。
なので、送料に対して正規運賃を支払う人ことに抵抗感のない人が過半数を超える時代は永久に来ないよ。
たぶんね。