知らないことはできない。

ルカスです。

せどりを始めた2012年、僕は来る日も来る日もブックオフに通いつめ、本を仕入れていました。

当時の僕はひたすら最安値で売っていたので、とにかく必死にリサーチしまくっていました。

毎日仕事帰りに1~2時間程度、ブックオフの閉店時間ギリギリまで粘ってリサーチしました。

毎日50冊以上、休みの日は開店から閉店まで粘って200~300冊程度仕入れていました。

当時はせどりすとというスマホアプリのカメラ機能でバーコードを読み取ってリサーチするのが主流で、

僕はせどりすとのカメラ機能を使ったリサーチスピードを日本一を自負するほどに極めていました(笑)

しかし、ある日突然状況は一変しました。

秘密兵器

いつもなら仕入れ対象の商品はたくさんあるはずのブックオフから根こそぎ商品が消えていました。

いつも顔を合わせるリサーチスピードの遅いライバルせどらーの姿も見えませんでした。

「?????」

「あれ?おかしいな?」

「なんで誰もいないのに商品が根こそぎなくなってるんだ?」

「うーん、たまたまいつもの人が早く来たのかな?」

そう思い別のブックオフに行ってみると、そちらでも商品が根こそぎ消えている、、、

「いや、さすがにおかしいだろ、、、」

そしてさらに別のブックオフに行ってみると、そこにお馴染みのリサーチの遅いライバルせどらーがいました。

「ん?やっぱり根こそぎ買ってるのはこいつか?」

「いや、ありえんでしょ。こいつのリサーチスピードであれだけの量を仕入れるのは無理だ」

「じゃあ誰が?新手のライバル?どんなやつだ?」

色々な思いを巡らせながらライバルせどらーに近づいてみるとライバルせどらーの足元には大量の仕入れ商品とブックオフのカゴが積まれていました。

「え!?こいつが?」

「まさか!どうやって?」

彼の手にはバーコードリーダーが握られていました。

彼は今までののっそりしたリサーチとはかけ離れたスピードでガンガンリサーチしていました。

「え!?なんだあれ!?」

「やべえ!どんなスピードだよ!」

そうです。近所のブックオフの本は全て彼が買い占めていたのです。

バーコードリーダーという新しい武器を手に入れて。

僕は彼に根こそぎ商品を奪われていくのを呆然と見るしかありませんでした。

バーコードリーダーのリサーチスピードは異次元で、

いくら日本一速くせどりすとのカメラ機能を使えようが到底追いつけるようなレベルの差ではありませんでした。

誇張抜きで僕の10倍ぐらい早かったのを覚えています。

「なんだか知らんがあの機械を使われたら今後も仕入れはできんぞ、、、」

「あの機械は一体なんだ?」

「今まであんなもん使ってるやつ見たことねぇぞ、、、」

全く仕入れることができず家に帰り、片っ端からブログを検索してあの機械について調べました。

そこであの機械が「バーコードリーダー」だと知り、あれを使うと仕入れスピードが格段に上がることを知りました。

当時全て独学、無料でせどりをやっていた僕はバーコードリーダーの値段が3万ぐらいしたので

「高っ!!!高すぎだろ!」

と愕然としました。

「でも、高いとか安いとかって問題じゃなくて、バーコードリーダーがないと勝負にならんよな、、、」

「確かにあの機械を買うだけで3万はもったいないけど、買わないと今後せどりを続けられんし、、、」

「いや、でもやっぱ高いな、、、」

「でも買わないと仕入れできんし、、、」

散々迷った挙句にバーコードリーダーを導入しました。

しかし、結局は同じ店で同じ仕入れ基準で同じジャンルの商品を取り合っている状況に変わりはありません。

単に「どっちの仕入れスピードが速いか?」という点だけが勝負の分かれ目になっていました。

だからライバルが先に仕入れに来ていたら僕は仕入れられないし、僕が先ならライバルは仕入れられない。

こんな状況だからバーコードリーダーを導入しても仕入れ状況は一向に良くならず、

売上も利益額も頭打ちになってきました。

転機

「いよいよヤバいかもしれんな、、、」

「これ以上どうにもならん気がする、、、」

今でこそ本せどりをやっている人は少なく、数えきれないほど多くのジャンルでせどりをやっている方がいますが、このときは「せどり=本」という情報しかないような状態でした。

そこで僕はこの状況を脱するためにせどりのブログを片っ端から調べ上げ、

月商800万売り上げる凄腕せどらーさんのコンサルを受ける機会をいただきました。

そこで彼に教えてもらったのは驚愕の事実でした。

「Amazon最低価格の2倍で商品は売れますよ」

まさか!

「そんなことあるわけがない、、、」

「だって自分で考えてみたら1000円で買えるものに2000円払う理由がない。」

「いや、絶対払わん。」

しかし、彼から送られてきたキャプチャには紛れもなく売れた証拠が残っていました。

「ほんとかよ、、、」

「そんなこと可能なのか?」

「なんで1000円で買えるものに2000円払う人間がいるんだ?」

彼にしてもらったコンサルは無料だったので結局、どうやって高く売ったのか?というノウハウ的なものは聞けませんでした。

が、僕にとってはAmazon最低価格の2倍のお金を払って買う人間がこの世にいるという衝撃で頭がパンクしそうでした。

知らないことはできない。

その後、彼からもらったヒントをきっかけに独自に派生させたオリジナルノウハウを完成させて僕は稼げるようになりました。

繰り返しになりますが彼から「どうやって売るのか?」は教えてもらっていません。

あくまでも「2倍で売れるという事実」「その証拠」が提示されただけです。

しかし、この情報や考え方がなければ僕は一生稼げるようにはなれなかったと思います。

僕がだけではなく、人間は誰しも知らないことはできないんですよね。

少なくとも僕はAmazon最低価格の2倍で売れるなんてことは彼に教えてもらわなければ一生気づけませんでした。

知らないことはできない。

この事実に気づくことができてから、僕は色々なマニュアルやコンサルに投資をすることができるようになりました。

自分の頭の中にない、新しい発想を頭に入れるために。

それがあったから僕は成長できた。

やっぱり知らないことはできませんね。

あなたもそう思いませんか?

p.s.

僕のひいばあちゃんの名前を知っていますか?

知りませんよね(笑)

僕も知りません(笑)

僕は親に聞けば多分知ることができるでしょう。

でもあなたは僕の親に聞くことができないので一生知ることができません。

いやー、知ることができないってこわいこわい。

pp.s.

詳しいプロフィールに興味があればこちらからどうぞ。

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