
ルカスです。
せどりで最も見栄えの良いスキルと言えばやはり「目利き仕入れ」ですよね。
スマホも使わずにフラッと立ち寄った店でバンバン商品を仕入れできたらカッコいいと思いませんか?
僕もごくたまに行う店舗せどりでは目利き仕入れしかしません。
スマホを使わずに仕入れ対象商品を探してガンガン買い物カゴに入れてさっさと会計して帰る。
今日はこんな誰もが憧れる「目利き仕入れ」のやり方を解説します。
目利きの正体はただの暗記
いきなり結論からいきますが、目利き仕入れのやり方というか正体は
「単なる暗記」
です。
何か特殊な方法があると期待された方、申し訳ない(笑)
これで終わるのもアレなので、もう少し詳細に解説していきましょう。
まず、僕は中古ゲームを仕入れることが多いです。(ゲームせどらーってわけではない)
自分が取り扱う頻度が多い(力を入れている)ジャンルの商品の価格ってなんとなくわかりませんか?
例えば商品Aは大体1000円ぐらいのことが多いな、、、とか。
商品Bは2000円から3000円ぐらいとか、商品Cはプレミア価格だから10000円以上の商品だなとか。
このように漠然と商品の価格を暗記というか記憶しているだけなんです。
ここで注目してほしいのは「商品の価格」と「記憶するための方法」です。
おそらくここについての理解が僕と僕以外の方は違うと思いますので、詳細に書いていきます。
商品の価格とはAmazon最安値のみのことである。
僕が暗記というか記憶している「商品の価格」というのは「Amazon最低価格」です。
それも大体これぐらいだな~ぐらいなもんです。
だって今現在この商品がいくらなのか?なんて全部は覚えられないし、どうせスマホで調べることに比べると精度も悪いので意味がない。
大体何千円台の価格だったかを覚える。
これを意識してください。
そして
ここで重要なのは「Amazon最低価格のみを把握すれば十分」だということです。
例えばある商品の商品価格がこんな状況になっていたとします。
- 出品者A:5000円
- 出品者B:7000円
- 出品者C:9000円
このように出品者がいた場合、実際には9000円で売れるかもしれません。
もしかすると9000円では売れなくて、5000円で売るのがやっとかもしれません。
が、最低価格よりも高い出品者の価格なんて覚えようとするのは不可能です。
あくまでも覚えるのは「Amazon最低価格のみ」に絞ってください。
最低価格以外の相場を覚えようとするぐらいなら、より多くの商品のAmazon最低価格を覚えるほうが目利き力は上がります。
なぜなら「目利き仕入れ」の目的は「店舗の値付けミス商品を100%漏れなく素早く確保すること」です。
より多くの商品を逃さないことと、素早く買うこと。
この2つは絶対条件になります。
より多くの商品を逃さないようにすればいいだけなら、全商品をスマホを使ってリサーチするほうが確実です。
他の出品者の価格もわかるし、そのほうが正確な利益計算もできるし、仕入れ量も増えるでしょう。
しかし、スピードも大事なのです。
初心者にはわからなくても、そのジャンルの上級者ならお宝商品などひと目で判断できます。
もたもたとスマホでリサーチしている間にあっという間に上級者に根こそぎお宝商品を買い占められてしまう。
そんな状況を防ぐために僕は目利き力をつけるべきだと思っています。
商品のAmazon最低価格を暗記せよ
で、商品のAmazon最低価格を暗記することが目利き仕入れには絶対的に必要なスキルとなります。
暗記せよと言うと英単語を覚えるようなイメージを持つかもしれません。
が、わざわざ単語カードみたいなものを作って暗記する必要もなく簡単に覚えられる方法があります。
それは
「価格改定ツールを使わない」
という方法です。
僕はゲームの販売価格を価格改定ツールで変更したことがありません。
大昔に本せどりをやっていたときはツールを使っていましたが、ゲームでは使いません。
なぜか?
単に本とゲームでは単価が違うというのもあります。
ゲームで例えば最安値を絶対に維持するような設定でツールを使うと、あっという間に赤字に転落するほど値段が下がってしまう可能性も十分に考えられます。
本はそもそもの単価が低いのでそこまで大きなダメージを受けるほど下がりようもないのでツールで値下げしていたというのもあります。
そもそもツールを使った価格設定をしている出品者はほとんどが無駄な安売りをしているレベルの低い出品者ばかりです。
なーんでそんな価格で売るのかねぇ?
と疑問に思うような値付けをしている出品者が多いです。
それに引き換え自分で価格を設定するようにすると、売れるまでの期間は価格改定の頻度にもよりますが数日に一回程度はその商品の価格を目にすることになります。
そうすることで「あ、これは大体いくらぐらいで安定している商品なんだな」というのがだんだんわかってきます。
特別頑張って覚えようとしなくてもちゃんと価格を見ながら作業していれば嫌でも頭に入ってきます(笑)
なので、最低価格の暗記をしたければ最もおすすめの方法は「自分で価格設定してください」というのが答えになります。
ベテラン=目利きができる ではない。
自分で価格を設定しない限り、いつまで経っても商品の価格を覚えることが難しいでしょう。
よほど記憶力がよければ別かもしれませんがそんな人は滅多にいませんし。
つまり、いくら出品歴が長かろうが目利き仕入れができない人はいつまで経ってもできません。
5年やってようが10年やってようが、ずーっと価格改定ツールを使っていれば商品の相場など頭に入らないのです。
これが意味するのは「あなたよりもベテランのせどらーにも十分勝てるチャンスがありますよ」という意味でもあり「あなたよりもせどり歴の浅い人にも負ける可能性も十分にありますよ」という警告でもあります。
だらだらと出品歴だけ重ねていっても仕方がないということですね。
重要なのはその中身ですから。
目利き仕入れができるようになるとどうなるのか?
目利き仕入れができるようになると、スマホを一切使わなくても、なんならスマホを持っていなくても仕入れできるようになります。
仕入れするときってその人の仕入れ基準にもよりますが、予定販売価格よりも半額近く安くないと厳しいですよね?
ということは、
10000円で売る予定の商品なら、5000円で仕入れるってことになります。
あなたの頭の中で「この商品は10000円ぐらいだな」と思っている商品が、5000円で売ってたら「おぉ!」ってなりませんか?
目利き力(商品価格の記憶)がゼロの人はそれがわからないから、全部スマホを使わないといけない。
が、あなたが目利き仕入れができるようになると、こういった「オイシイ商品」に素早く反応できるようになるんですよ。
というか、例えるなら光って見えるというか、オーラが見えるっていうか?(笑)
こんな感じですね。
↓

ハンターハンターわからない方すみません(笑)
要は仕入れ対象となる商品は「気づこう!」と意気込まなくても自然とわかる、気づく、見える、感じるようになるということです。
そ
し
て
今までは上級者と同じ店で遭遇した場合に一方的にお宝商品を奪われるだけだったとしても、あなたもまともに上級者と戦えるようになるということです。
スマホでもたもたしない、お宝商品を肌で感じることができる、すぐに確保できる。
この差は非常に大きいです。
僕はお店に入ったら即お宝商品を確保することだけに全力を注ぎますからね。
お宝商品以外の、ちゃんとリサーチしないと仕入れできない商品はどうせ他の人には奪われることはないので。
とにかく目利き力を鍛えてお宝商品を奪われないことに全力を尽くしてください。
絶対に覚えるべきオススメ商品はこれ!
さて、商品の相場(Amazon最低価格)を覚える、そして覚える方法は仕入れた商品の価格改定を自分でやること。
それによって一度仕入れた商品の相場を自然に覚えることができる。
ここまではご理解いただけましたか?
できれば一度仕入れた商品の相場は全体的に頭に叩き込むのがベストです。
それは一朝一夕でできるものではありません。日頃の努力が物を言うのです。
が、とりあえずこれを優先的に覚えたほうがいいという商品について書いておきます。
そ
れ
は
「プレミア価格がついている商品」です。
やはりどうせ覚えるのであれば仕入れできたときのリターンが大きい商品を覚えたほうがいいです。
例えばAmazon最低価格が1000円の商品をしっかり覚えていたとしても、あまり旨味はありません。
仮に10円で仕入れできても利益は1000円にもならないからです。
が、
10000円、15000円という商品であれば仕入れ値が数千円したとしてもリターンは大きいです。
そのためまずは優先的にこういったプレミア商品の価格相場を覚えることをオススメします。
どうせブックオフなどの店舗側がAmazon最低価格と似たような価格で値付けしていれば仕入れることはできませんからね(笑)
それならリターンの大きいものから覚えていったほうが効率がいいと思いませんか?
目利き仕入れのまとめ
最後に目利き仕入れについてまとめると
- 目利きはただの「暗記」であり「記憶」である。
- 覚えるべきはAmazon最低価格のみに絞る。
- Amazon最低価格を効率よく覚えたいなら「価格改定ツール」を使わない。
- 目利きはせどり歴を重ねてもできるようにはならない。
- 目利きができるようになると上級者にも勝てるようになる。
- まずはプレミア商品から覚えるのがおすすめ
って感じですね。
細かいことを言えばまだまだありますが、テクニックとしてはこんなところかと。
まずはプレミア商品のリストアップから始めるのがおすすめですよー。
ご不明点あればコメントに書いてもらえれば回答します。