
ルカスです。
2021年4月からAmazonのアカウント健全性の項目に「追跡可能率」の指標が追加されました。
この追跡可能率の指標がいかに狂ってるのかはこちらの記事でも解説していますが、、、
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で、関連記事でも解説しているように、今後注文金額2000円以上の商品には全て追跡番号がある方法で出荷しなければいけなくなります。
つまり、郵便局の「定形外郵便」とか「ゆうメール」なんかが利用できなくなるってことですね。
じゃあ、僕が使っているヤマト運輸の「宅急便」「ネコポス」など追跡番号がある配送サービスを使えば大丈夫なのか?
ってことが気になったので集荷に来てもらっているドライバーに聞いてみました。
追跡可能率の指標をクリアするための基準とは
関連記事を読んでくれたなら繰り返しになりますが、もう一度Amazonのルールのおさらいをします。
この世はルールが全ての始まりであり、ルールから計算して戦略は作られますからね。
ルールをしっかり確認し、認識し、理解することが重要です。
で、追跡可能率の基準を満たすためのルールはというと
- 商品発送後、4時間以内に出荷通知を送信する
出品者が守るべきルールはこれだけです。
では、もっと分解してみていきましょう。
- 商品発送後
商品発送後ってなんでしょうか?
何をもって商品を発送したとするのでしょうか?
僕の集荷担当ドライバーの見解をお話します。
集荷=問い合わせ可能ではない
荷物の集荷に来てもらったことがあるなら、集荷にきたドライバーが発送伝票についているバーコードを
専用端末で「ピッ」と読み込んでいるのを見たことがあると思います。
一般的には専用端末で「ピッ」と読み込む=集荷完了=お客が問い合わせできる
みたいに思いませんか??
実は違います。
あの「ピッ」のあとに「転送」という作業を行わないとお客が問い合わせできる状態にはならないそうです。
つまり、あの「ピッ」のあとにもう一作業やってもらわないと荷物の追跡や問い合わせはできません。
そしてAmazonの「商品発送」の定義は、Amazonのシステム上で「追跡可能になる」ことです。
ドライバーが専用端末で「ピッ」っとやったからといって荷物の追跡や問い合わせは可能になりません。
いつ「転送」をするのか?
ここで疑問に思うのは、じゃあ「いつ転送の作業をするのか?」ってことです。
各ドライバーによってまちまちなのか?
それともヤマト運輸の転送に関するルールのようなものがあるのか?
もしくは「ピッ」と読み込んでからある程度の時間が経ったら自動送信されるのか?
担当ドライバーによると
「各ドライバーによってまちまち」
だそうです。
つまり集荷の際に専用端末で「ピッ」とやってから、何時間以内に転送作業をしなければいけない。
というようなルールはないし、自動で送信されるわけでもないってことですね。
僕が聞いたドライバーの方は割と早めの段階で転送作業をしているそうですが、
同じ営業所で働くドライバーの方は午後の集荷分はその日の全ての集荷が終わってからまとめて転送しているそうです。
ということはですよ?
どうしようもないってことよ(´;ω;`)
転送のタイミングがわからない=出荷通知を出せない
ここで一度状況を整理します。
そもそもAmazonの定義でいうところの「商品発送」というのは、Amazonのシステム上で問い合わせができることです。
「Amazonのシステム上で」というところもポイントで、ヤマト運輸のシステムで追跡できてもダメです。
あくまでもAmazonのシステムに合わせろとのことですから(しんでくれ)
で、もちろん商品を出荷する前に出荷通知を出すのもNGです。
そしてヤマト運輸の場合は 商品の出荷=転送 ですから、転送のタイミングがわからない以上は出荷通知が出せない。
しかし、転送されてから4時間以内に出荷通知を出さないと、それ以降に出しても出荷通知を出したとは認められません。
つまり、追跡可能率の指標は悪化するということです。
で、担当ドライバーが言っていたのは
「転送のタイミングはドライバーによってまちまちであること」
「転送のタイミングをいつにしなければいけない的なルールはない」
「そのためドライバーに今すぐ転送してくれ!的なことを強制することもできない」
ということ。
もうね、自己発送は死んだよ。
つまりね、あれこれ言ってきたけど自己発送は死んだってこと。
もうね、守るべきルールが厳しすぎ、意味わからなすぎ、運ゲー要素強すぎ。
こんなのビジネスどころかギャンブルですらない。
他にもAmazonで使えるのか知らないけど、クリックポストのポスト投函とかも無理だよね。
クリックポストだけの集荷をしてくれるならいいけど、そうじゃなかったら郵便局に持ち込みでしょ?
ありえんありえん。
条件が厳しくても「自分がちゃんとやってれば指標はクリアできる」なら頑張る価値もある。
自分次第だからね。
でも、これだけ他者要素が強くなるならもう無理だね。
この意味の分からない指標を作ったあとにFBA手数料爆上げとはAmazonもやるねぇ。
これだけ一見わかりにくいルール作りだと公正取引委員会も動かないだろうし。
まぁ、Amazonはクソってことだな。