だから恨みを買うなって言ってるのよね

ルカスです。

ツイッターを見てるとAmazon転売屋ブラックリストなるツールを作った方がいるそうで(笑)

まぁ、おそらく彼らの「転売屋」の定義に僕は当てはまっていないのだろうからどうでもいいけどさ、これだから恨みは買うべきじゃないんだよなぁ。

このツールを使って金儲けすることが目的だって言うならわかるし、なるほどなーって思うんだけど。

表向きの理由は「マスク買えなくて大変な思いをしたから」なんだとさ。

な?

恨みを買うってのはこういうことだよ。

本人に何のメリットもなくてもわざわざツールを作るって行動に走らせてしまうんだよね。

本人に利益があるための行動はある意味どんな内容であれ理解できるけど、本人に利益がないのに「復讐のために」って動機で動かれるのは厄介だよ(笑)

だって金銭的利益がなくてもやるんだろ?

それってもう常軌を逸してるよね。

そしてそのツールの概要は以下の通り。

・販売者をブラックリストに登録したり解除が可能。

・登録すると「転売屋」と表示される。

・セラーIDを登録しているので店舗名変えても逃げられない。

・ブラックリストをシェアすることもできる。

・信頼できるブラックリストのみを参照できる

・悪意のあるブラックリストが混同する可能性は低い

大体こんな感じらしい。

こんな便利なツールを「転売屋憎し」の気持ちだけで作って公開してしまうのだから、どれだけ「恨み」という動機が怖いかおわかりだろうか?(笑)

でもさあ、このツールでは転売屋から買ってしまうという「被害」は防げないんだよね。

このツールでは転売屋撲滅できない理由

まず、このツールの基本的な使い方は「自分で転売屋のリストを作る」ことにあるわけね。

自分で転売屋を見分ける基準や方法がわかっているならツールなんていらないじゃん(笑)

ってことはこのツールで転売屋から買わずに済む人はそもそも買わない人ってこと。

で、誰かが作ったブラックリストを使う方法もあるらしいけど、そのブラックリストが正しいかどうかはどうやって判断するのか?って問題があるよね。その判断ができないから転売屋から買ってしまうわけで。

一見それっぽいブラックリストがあっても、もしかしたら頭のいい転売屋が「ライバル潰し」のために作ったブラックリストかもしれないし(笑)

なので結論としてはこのツールでは転売屋はつぶせません。

僕はこの人たちが目の敵にしている「転売屋」は嫌いなのでぜひ潰してほしいけどね。

でも彼らの頭の良さ、ずる賢さ、しつこさ、手段を選ばないやり方は一般人では相手にできません。

こんなツールをわざわざ作らなくたって、転売を防止する方法なんていくらでもあるけどなぁ。

転売を防止する方法

転売を防止する方法をまじめに考えると、以下の関係者がそれぞれしっかりしていれば防げることがわかる。

・メーカー

・仕入れ先(家電量販店など)

・通販サイト

・転売屋

・購入者

それぞれ見ていくと

メーカーがリスクを負えば一瞬で終わる話

転売の基本構造は例外はあるかもしれないが「手に入らない」状況が生まれていること。

だからメーカーがじゃんじゃん作って作って作って作って作って作って作りまくればいい。

転売屋から買わなきゃいけない状況が生まれないほど作ればいい。

メーカーが本気で転売対策するなら作りまくればいい。

それで終わり。

でもメーカーはやらない。

なぜか?って?

だってメーカーは誰に売ったって同じじゃん(笑)

転売屋が買おうと一般人が買おうと、外国人が買おうと誰が買おうと同じだよね。

それどこか一般人にしか見向きもされないような商品は下手したら売れ残るけど、転売屋が目をつける商品は売れ残らないし。

メーカーが本気で転売屋が憎いなら作れば終わる話。

でもそれはしないのでメーカーは対策する気なし。

仕入れ先も対策する気なし

例えばよく話題にあがる家電やゲームの転売に関して言うなら、大手家電量販店などで仕入れる人が多いのだろうと思う。

ではなぜそういった家電量販店は対策しないのか?

だってさ、転売屋だって「転売屋です!」って名乗ってるわけじゃないんだから、普通に行列に並んでたらわからんでしょ?

そういう人に対して「どうせお前転売屋だろ!だから売らない!」なんて言ったら一般の人にも被害でるしね。

あと見たことはないけどよく言われる「ホームレスとかバイト雇って並ばせる」っていうのも、マジだとしたら防ぎようはないよね。おひとり様〇個までっていうルールも守っているんだから。

そして家電量販店もメーカーと同じで買ってくれりゃあ誰でもいいのよ(笑)

そりゃ現場の店員さんのレベルなら個人的感情として「転売屋には売らん!売りたくない!」って人もいるだろうけど、もっと上の人はそうは思っていないってこと。

思っていても防ぎようがないってこと。

つまり家電量販店は対策のしようがない。

通販サイトは絶対に対策しない

転売屋対策をしない通販サイトに文句を言う人もいるけど、彼らが対策するわけないでしょう(笑)

彼らにとって転売屋は手数料を払ってくれる取引先ですよ?

なぜ彼らを取り締まる必要があるのか?

Amazonもメルカリもヤフオクもその他サイトも。

特にメルカリなんかはメルカリ自体が販売していないし、ただ場所を提供しているだけ。だったらその場所に集まってきた出品者を裁いてどうするのよ?

一般の人から見れば甘々な通販サイトのルールも、出品者側から見ればありえないほど厳しく理不尽なことが多い。それに「本当に悪い奴ら」は裁かれずに、弱小出品者ばかりが理不尽な規約の餌食になっているのも事実。

つまりルールはあれど「みんなが嫌いな巨悪」を倒すようなルールではないってこと。

みんなが嫌いな巨悪な転売屋は表面上のルールだけはきっちり守って、それ以外のところは全く守らない、モラル?なにそれ?ルールじゃないじゃん。程度にしか考えていないのだから。

つまり、通販サイトが対策することはあってもみんなの嫌いな奴らは倒せないよってこと。

みんなの嫌いな巨悪を倒すようなルールは作らないよってこと。

転売屋を規制するのは無理

転売屋を規制することが無理なことは書くまでもないだろうけど(笑)

まず彼らが金儲けできる手段を自ら放棄することはまずない。

で、マナーやモラルに訴えかけても聞くわけがない(笑)そんなことをして転売をやめるような奴はそもそも転売屋にならないか、すぐにやめるので続かない。

よく聞く「税金払え」「古物商の資格取れ」も無駄。

税金払ってないとか誰でも取れるような資格を持ってないのは駆け出しのいわば「ザコ」だけで、悪い奴ほどそういうところはきっちりしているからね。そんなことでは倒せません。

なので転売自体を規制するって方法になるけど、これはまず法律になるよね。

そしてこれは転売議論の際によく言われることだけど、「どこからが転売なのか?」ってことも定義する必要があるよね。

例えば「メーカー以外は全て転売なのか?」って問題。

これだとAmazonは全て転売だし、ヤフオクやメルカリはもちろん、本当の作成者以外全て転売になるだろう?そうなると販売者に営業スキルがないと世の中が成り立たなくなるよね。別にそれでもいいならいいけど(笑)だからPS5ならソニー以外からは買えなくなるし、スイッチなら任天堂以外からは買えなくなる。これぐらいならあまり困らないだろうけどコンビニも自社商品以外置けなくなるし、ドラッグストアもそうだし、自社商品以外は認めないっていう非現実的な話になる。

あといつも疑問なのは買い取り業者は許されるの?

ブックオフ、ツタヤ、ゲオ、その他古書店、ハードオフ、なんとかかんとか。みんなが知ってる買い取り業者はいいけど、一般人はダメなの?じゃあ株式会社になってればいいの?そうなるとみんなが嫌いな巨悪は倒せないけどいい?(笑)ブックオフなんて日本一有名な転売業者じゃないの?

言いたいことはわかるけど、法律で「みんなの嫌いな転売屋だけを」ターゲットに縛り付けるのは無理じゃねーか?ってこと。

最も簡単そうなのは「定価以上で売ることを禁止する」ことかな。

そうなると「定価」の部分に抜け道ができそうだけどね。

購入者が賢くなるしかない

今まで言ってきたとおりの理由で現状では転売屋の規制は現実的じゃない。

まあ僕は一般的に嫌われている類の転売屋ではないので、彼らがいなくなっても全く困らんしネットニュースで転売の話を聞かなくなるならむしろウェルカムなぐらい(笑)

結局は購入者が賢くなるしかないんだよね。でも実際に商品を販売していると世間で言われる「転売屋死ね!」という反応は驚くほど少ないことに気づく。

まあそれは僕がそういったものを取り扱っていないせいもあるかもしれないが、「転売屋が!」的な文句は一度も言われたことがない。むしろ「ありがとう」的なコメントが99%なのが現実。

転売屋に感謝するニュースなど昨今の状況ではまず流れることはないだろう(笑)

そんなものを流せば「何言ってんだ!」的な流れで炎上するのは目に見えているし。

しかし、実際には転売屋を憎んでいる人ばかりではない。定価より安い場合も高い場合もそうだし、「転売屋かどうか?」を認識している人ばかりでもないし、認識していても「別に商品がちゃんと手に入ればいいや」という人もいる。

そもそもこの「転売屋死ね!」という人たちは転売屋は避けるだろうし、買わないので実際に転売屋にそういった声が届くことはないんだろうけど。

まとめると

・転売屋が憎い人は今までもこれからも買わない。

・転売屋でもいいや(あまり関心がない)って人は買ったり買わなかったり。

・転売屋かどうか全く気にもしない人は別に普通に買うこともある。

なのでこれからもこの状況は変わらないだろうね。僕は残念派だが。でも無理に憎む必要もないし、無理に買う必要もないし、それこそこんなもの僕の大嫌いな言葉の「人それぞれ」ってやつだろう。いくら転売屋が憎い人が「転売屋はこんな悪いことをしている!だから買うな!」と言っても「ふーん」程度の人は何も変わらないだろうし逆に転売屋が「転売の何が悪いの?」っていくら言っても「転売屋は〇〇で△△だから悪い!」という人の考えも変わらないだろうし。

最後に僕からAmazonの転売屋から買わない方法をレクチャーして終わろう。

僕は転売屋が嫌いだから(笑)

Amazonの転売屋を見抜く方法

ここで言う転売屋はあくまでも転売屋だというだけで悪!と考える人向けの考え方であり、細かな内容は考えないものとします。

・新品はAmazon本体orメーカー以外から買わない

・中華商品は買わない

・中古は買わない

・評価が少ないやつからは買わない

どんなに知識が少なくても転売屋に引っかからない方法はこれぐらいかと。

簡単に解説を。

まず新品はAmazon自体が取り扱っているもの以外買わない。僕からすればAmazonも転売屋だがみんなAmazonは許すんだろうからまあいいだろう。あとはメーカーだね。スイッチなら任天堂が出品してたら買いな。出品してないけどな。

あと中華商品とか見るな、買うな、近づくなだろう?中華イヤホンでどーのこーのトラブルになったとか見るけど、そんなに転売屋が嫌ならソニーかアップルの買っとけよ。中華製品なんて買おうとするな。

中古は言うまでもない。中古を売っているメーカーはない。Amazonも基本は売らない。というか、中古を売っているのがAmazonなら転売じゃないって理論もわからんが(笑)

最後にAmazonは評価できないので評価数はない、メーカーはAmazonに出品していたら評価数が数万とか数十万だからそこから買う。間違っても評価数件とか数百件レベルなんてありえねーから。

もっと簡単にまとめてやろうか?

ヨドバシで買え(笑)